ブラジル移民百年
今年、ブラジルは日本人移民百周年という記念すべき年を迎えた。
1908年6月18日、最初の移民船「笠戸丸」が781人の移民を乗せ
サントス港に着岸以来、戦前戦後を通じて約25万人の日本人が
ブラジルに移住した。現在その子孫である日系人は約150万人に
膨れ上がり、世界最大の日系人社会が存在する。地球の反対側に
「もうひとつの日本」があるということである。
その100年の間に、大変な苦労があった事と感じるが、
ブラジルでは日本人は非常に信用されている国民だという。
移民や日系人が100年かかって築き上げた信用であろう。
ちょうどその1908年には、ロシアのイリアメチニコフが
免疫の研究により、ノーベル賞を受賞した。
現在広報PRのお手伝いをさせていただいている
ヤングの歴史はここから始まるのだが、
ブラジル移民百年とヤング誕生100年という
歴史の重さを感じながら、遠く想いを馳せる。